Rolleicord 1a

かわず堂

2018年08月10日 12:00

本日は二眼レフ・ローライコードⅠa の修理です。
戦前のモデルで、なんと80年程経っています。
レザーも張り替えられているし、分解した形跡はあるので、整備歴はあるようですが、それも何十年か前のようです。
ピント調整の繰り出し部分のグリスをきれいに替えてやれば、格段に操作感が良くなります。






レザーも激しく劣化していますので、新しいものを作ります。
今回は型紙から製作。
二眼レフは構造は難しくありませんが、何かにつけて時間が掛かります。
でも、手をかけた分、仕上がりが良くなるので、やり甲斐があります。









うちに来るカメラのほとんどは、長い年月を経験してきたカメラです。
この戦前のドイツで生まれたこのカメラも、世界が大きく動いた80年間のドラマを見てきたはず。
それをうかがい知ることは出来ませんが、思いを馳せながら、作業をしています。

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