2015年09月15日
安原一式
本日は安原一式の修理です。
マウント部とファインダー部はくっついているので、外すと、シャッターがむき出しに。
シャッターに「COPAL」の文字が見えます。
今回の個体は破損部分があるので、そちらの修復が主な作業となりました。
巻き上げレバーの止めネジが無くなっていたので、写真で付いているのは他の機種からの移植です。
マウント部とファインダー部はくっついているので、外すと、シャッターがむき出しに。
シャッターに「COPAL」の文字が見えます。
今回の個体は破損部分があるので、そちらの修復が主な作業となりました。
巻き上げレバーの止めネジが無くなっていたので、写真で付いているのは他の機種からの移植です。
2014年02月26日
Komaflex-S
本日のカメラ修理は、Komaflex-S。
当店で扱うのは珍しいカメラです。
一眼レフですが、レンズシャッター、SEIKOSHA-SLVです。
シャッタースピードが凄く遅かったので、シャッター機構部のクリーニングをしていきます。
シャッター羽根を動かすリング部を取り外す為、ここまで分解しなくてはなりません。
でも、手をかけただけあって、シャッタースピードはバッチリ復活!
しかし、問題は巻上げ機構、シャッターとの連携機構の方でした。
製造後半世紀を経ているので、精度が落ちているのは仕方ないのですが、きちんと動いてもらうために、あちこち、考え考えの作業となります。
なんとか動くようになったので良かったのですが。
巻き上げ部と反対側です。
ミラーの仕掛けです。
クイックリターンではありません。
フィルム巻き上げ時に、上がったミラーを下ろす仕組みになっています。
写真の大きさを間違えてデカくなってしまいました。。。
このカメラ、手順を間違えずに確実に操作して頂けば、きちんと動くと思いますが、無理は禁物です。
当店で扱うのは珍しいカメラです。
一眼レフですが、レンズシャッター、SEIKOSHA-SLVです。
シャッタースピードが凄く遅かったので、シャッター機構部のクリーニングをしていきます。
シャッター羽根を動かすリング部を取り外す為、ここまで分解しなくてはなりません。
でも、手をかけただけあって、シャッタースピードはバッチリ復活!
しかし、問題は巻上げ機構、シャッターとの連携機構の方でした。
製造後半世紀を経ているので、精度が落ちているのは仕方ないのですが、きちんと動いてもらうために、あちこち、考え考えの作業となります。
なんとか動くようになったので良かったのですが。
巻き上げ部と反対側です。
ミラーの仕掛けです。
クイックリターンではありません。
フィルム巻き上げ時に、上がったミラーを下ろす仕組みになっています。
写真の大きさを間違えてデカくなってしまいました。。。
このカメラ、手順を間違えずに確実に操作して頂けば、きちんと動くと思いますが、無理は禁物です。
2012年10月16日
OLYMPUS 35 S
本日はオリンパスカメラの修理です。
OLYMPUS 35 S。
昭和30年発売なので、そろそろ還暦カメラです。
こうやって部品を並べてみると、似たような部品が並びますが、分解・組み立てはやりやすいカメラです。
まだまだ構造は単純な時代のものですが、作りの丁寧さを感じます。
最高速もちゃんと出るようになりました。
OLYMPUS 35 S。
昭和30年発売なので、そろそろ還暦カメラです。
こうやって部品を並べてみると、似たような部品が並びますが、分解・組み立てはやりやすいカメラです。
まだまだ構造は単純な時代のものですが、作りの丁寧さを感じます。
最高速もちゃんと出るようになりました。
2012年10月10日
Mamiya MSX 500
本日はマミヤのカメラを修理。
MSX500です。
今ではあまり見ない機種で、当店でもはじめての修理です。
トップカバーを開けてみると、クサリがグルグル。
シャッターダイヤルと露出計を繋いでいます。
SRT101ではひも、AE-1では金属性のケーブルのようなもの。
各社、いろいろ考えてますね。
今回は光学系クリーニングのみ。
M42マウントなので、レンズいろいろ使えます。
MSX500です。
今ではあまり見ない機種で、当店でもはじめての修理です。
トップカバーを開けてみると、クサリがグルグル。
シャッターダイヤルと露出計を繋いでいます。
SRT101ではひも、AE-1では金属性のケーブルのようなもの。
各社、いろいろ考えてますね。
今回は光学系クリーニングのみ。
M42マウントなので、レンズいろいろ使えます。
2012年10月02日
OLYMPUS PEN-F, 38mm F1.8
先週の台風は体感的には今年最強でした。とりあえずうちにはたいした被害はありませんでしたが、いい加減うんざりです。
さて、本日はオリンパスの修理です。
OLYMPUS PEN-F。(ボディの写真は取り忘れました)
4年前に修理したもの。
4年間の変化は?
ボディの方の変化の程度はよくわかりませんが、レンズには薄い付着物があります。
ある程度時間が経ったら、やっぱり手入れは必要ということでしょう。
PEN-F関連記事はこちら
さて、本日はオリンパスの修理です。
OLYMPUS PEN-F。(ボディの写真は取り忘れました)
4年前に修理したもの。
4年間の変化は?
ボディの方の変化の程度はよくわかりませんが、レンズには薄い付着物があります。
ある程度時間が経ったら、やっぱり手入れは必要ということでしょう。
PEN-F関連記事はこちら
2012年09月24日
PENTAX MX
今日はペンタックスの修理です。
PENTAX MX。OM-1と並ぶ小型一眼の人気機種。
当店ブログには初登場ですが、取り扱い数は少なくありません。
シャッターボタンが下りない、という故障。
調べてみると、シャッターボタン直下にあるパーツの動きが悪いようです。
写真の歯車のさらに下のパーツの変形が原因でした。
この歯車の並び具合、なかなかいい感じでは?
内部のあちこちに遮光モルトが使われています。こちらも取替え。
今回は完成写真を撮り忘れました。
PENTAX MX。OM-1と並ぶ小型一眼の人気機種。
当店ブログには初登場ですが、取り扱い数は少なくありません。
シャッターボタンが下りない、という故障。
調べてみると、シャッターボタン直下にあるパーツの動きが悪いようです。
写真の歯車のさらに下のパーツの変形が原因でした。
この歯車の並び具合、なかなかいい感じでは?
内部のあちこちに遮光モルトが使われています。こちらも取替え。
今回は完成写真を撮り忘れました。
2012年09月18日
Minoltaflex
本日はミノルタカメラの修理です。
Minoltaflex。どうやら2型のようです。昭和25年発売ということで、「made in japan」の文字がないのはその為でしょうか。
シャッターは「S-KONAN RAPID」。まだ自社製造のシャッターユニットですね。
かなり古いものなので、ピント軸のグリスなども交換。カウンターも動かなくなっていましたが、調整出来ました。
作りが簡単な為か、何かのはずみで位置がずれてしまうようです。この辺のトラブルは多いようです。
カウンターが動かないと撮影出来ません。1コマずつ巻き上げ出来なくなります。
昔のカメラにはこういうものがついていました。
フィルムスプールも金属製のものが入っていました。
レザーも交換、マークも付けました(オートコードのものですが)。
Minoltaflex。どうやら2型のようです。昭和25年発売ということで、「made in japan」の文字がないのはその為でしょうか。
シャッターは「S-KONAN RAPID」。まだ自社製造のシャッターユニットですね。
かなり古いものなので、ピント軸のグリスなども交換。カウンターも動かなくなっていましたが、調整出来ました。
作りが簡単な為か、何かのはずみで位置がずれてしまうようです。この辺のトラブルは多いようです。
カウンターが動かないと撮影出来ません。1コマずつ巻き上げ出来なくなります。
昔のカメラにはこういうものがついていました。
フィルムスプールも金属製のものが入っていました。
レザーも交換、マークも付けました(オートコードのものですが)。
2012年09月05日
CONTAX Planar 50mm F1.4
本日はCONTAXレンズ修理です。
いわゆる"ヤシコン"。ヤシカ時代のコンタックスレンズです。
ちょっと見はピカピカなのですが、後群レンズに光を通してみると、写真のように真っ白です。
どうりで撮った写真がもやっとしてる。。。
実はこのレンズ、自分で使っているものです。
夏の旅行に持っていったのですが、不覚にも撮影した写真を見るまで気づきませんでした。
このクモリは普通のクリーニングではどうにもなりません。
今回は時間が無いので修理作業は保留です。
いわゆる"ヤシコン"。ヤシカ時代のコンタックスレンズです。
ちょっと見はピカピカなのですが、後群レンズに光を通してみると、写真のように真っ白です。
どうりで撮った写真がもやっとしてる。。。
実はこのレンズ、自分で使っているものです。
夏の旅行に持っていったのですが、不覚にも撮影した写真を見るまで気づきませんでした。
このクモリは普通のクリーニングではどうにもなりません。
今回は時間が無いので修理作業は保留です。
2012年08月30日
minolta SRT101
御心配頂いた台風ですが、うちではほとんど被害はありませんでした。
台風の次は沖縄のお盆。
うちの墓は因島にあるので、因島のお盆、8月13日からに合わせてやっていますが、県内の人からはほんとの旧暦でお供えを頂いたりするので、お盆を2度やっているような感じです。
さて、今日のカメラ修理はminolta SRT101。
ミノルタのベストセラー(だったと思う)カメラです。
トップカバー内はこんな感じです。
シャッターダイヤルと絞りや露出計やらを連動させる「糸」が少し厄介な感じですが、切らなければ、それほどでもありません。
底蓋内はこんな感じです。
保存状態はよいようですが、コード断線あり。
取り換えると、露出計はなかなか良い感じで動きました。
完成、と思いきや、「赤ポッチ」がまだ入っていませんね。
私は学生時代、使っていました。
懐かしいカメラです。
台風の次は沖縄のお盆。
うちの墓は因島にあるので、因島のお盆、8月13日からに合わせてやっていますが、県内の人からはほんとの旧暦でお供えを頂いたりするので、お盆を2度やっているような感じです。
さて、今日のカメラ修理はminolta SRT101。
ミノルタのベストセラー(だったと思う)カメラです。
トップカバー内はこんな感じです。
シャッターダイヤルと絞りや露出計やらを連動させる「糸」が少し厄介な感じですが、切らなければ、それほどでもありません。
底蓋内はこんな感じです。
保存状態はよいようですが、コード断線あり。
取り換えると、露出計はなかなか良い感じで動きました。
完成、と思いきや、「赤ポッチ」がまだ入っていませんね。
私は学生時代、使っていました。
懐かしいカメラです。
2012年08月25日
Canon F-1
沖縄は"観測史上最大規模"という台風が接近中です。
このブログを書いている時点では空がどんよりしているだけで風もまだ強くないのですが。
さて、本日のカメラ修理はCanon F-1です。
分解は比較的簡単に出来ます。
整備性も考えて設計してあるのでしょう。
こんなところからも、このカメラに対するCanonの姿勢の一端を見る事が出来ます。
ファインダーを開けると、モルトがボロボロ。
普通だと腐食を起こすところですが、ビニールのカバーがプリズムを覆っているので大丈夫。
この個体はカウンター不動です。
軸の付近が錆びています。
錆が出ているのはここだけ。なぜ?
モータードライブ付きです。
単三電池10本!使用。
重さも音も大迫力です。
このブログを書いている時点では空がどんよりしているだけで風もまだ強くないのですが。
さて、本日のカメラ修理はCanon F-1です。
分解は比較的簡単に出来ます。
整備性も考えて設計してあるのでしょう。
こんなところからも、このカメラに対するCanonの姿勢の一端を見る事が出来ます。
ファインダーを開けると、モルトがボロボロ。
普通だと腐食を起こすところですが、ビニールのカバーがプリズムを覆っているので大丈夫。
この個体はカウンター不動です。
軸の付近が錆びています。
錆が出ているのはここだけ。なぜ?
モータードライブ付きです。
単三電池10本!使用。
重さも音も大迫力です。
2012年08月01日
Yashicaflex
本日のカメラ修理は二眼レフYashicaflex。
たくさん作られて、バリエーションもいろいろあるカメラです。
今回のものは、年代ははっきり分かりませんが、Yashicaflexの中では古い方です。
今回はレザー交換。
すべて手作業となるので、結構大変、時間のかかる作業ばかりとなります。
この位の年代になると、レザーは劣化し、剥がすとボロボロです。
型紙がないモデルは、まず型紙を作ってから。
ここできっちり合わせて作ればきれいな仕上がりになりますが、少しずつ調整していく為、ここでも時間を要する作業となります。
写真は切り出したレザー。
しかし、いつの間にか入手出来るレザーパターンが随分減ってしまっています。
今回使ったパターンももう入手困難となってしまいました。
たくさん作られて、バリエーションもいろいろあるカメラです。
今回のものは、年代ははっきり分かりませんが、Yashicaflexの中では古い方です。
今回はレザー交換。
すべて手作業となるので、結構大変、時間のかかる作業ばかりとなります。
この位の年代になると、レザーは劣化し、剥がすとボロボロです。
型紙がないモデルは、まず型紙を作ってから。
ここできっちり合わせて作ればきれいな仕上がりになりますが、少しずつ調整していく為、ここでも時間を要する作業となります。
写真は切り出したレザー。
しかし、いつの間にか入手出来るレザーパターンが随分減ってしまっています。
今回使ったパターンももう入手困難となってしまいました。
2012年07月13日
OLYMPUS OM-2N
本日のカメラ修理はOLYMPUS OM-2N。
1979年の発売なので、うちで扱うカメラの中では、それでも、新しい方になってます。
メカニズムはOM-1と同じ感じです。OM-1の開いているところに、ICが入っています。
シャッターテンション調整は、パーツを外さなければできません。
巻き上げ部のオイルも入れ替えます。
全体的にきれいな個体です。
1979年の発売なので、うちで扱うカメラの中では、それでも、新しい方になってます。
メカニズムはOM-1と同じ感じです。OM-1の開いているところに、ICが入っています。
シャッターテンション調整は、パーツを外さなければできません。
巻き上げ部のオイルも入れ替えます。
全体的にきれいな個体です。
2012年07月06日
OLYMPUS PEN W
最近、更新がまばらになっていますが、理由のひとつは暑さのせいです。
夏ははじまったばかりなのに、早くも負けそうです。
今年はあまり暑くない日が続いていたので、涼しい夏かと思いきや、どんどん気温は上がってきました。
暑さが応えるのはやっぱり年のせいか。。。
さて、本日のカメラはOLYMPUS PEN W。
今や希少品で高価なカメラとなっています。
シャッターが粘っていたので、分解、クリーニング。
最高速も出るようになりました。
レンズはこんなに小さいです。比較にLR44を置いてみました。
一通り作業が終わって、組み上がってテストすると、バルブでシャッターを切ったとき、シャッターボタンから指を離しても開きっぱなしです。
古いカメラは、ちゃんと分解組み立てても、うまく動かない事があります。
経年劣化の為、ちょっとずつ、狂いが出てきているのです。
今回はうまく対応出来ました。
ブラックペイント。
いい味が出ています。
夏ははじまったばかりなのに、早くも負けそうです。
今年はあまり暑くない日が続いていたので、涼しい夏かと思いきや、どんどん気温は上がってきました。
暑さが応えるのはやっぱり年のせいか。。。
さて、本日のカメラはOLYMPUS PEN W。
今や希少品で高価なカメラとなっています。
シャッターが粘っていたので、分解、クリーニング。
最高速も出るようになりました。
レンズはこんなに小さいです。比較にLR44を置いてみました。
一通り作業が終わって、組み上がってテストすると、バルブでシャッターを切ったとき、シャッターボタンから指を離しても開きっぱなしです。
古いカメラは、ちゃんと分解組み立てても、うまく動かない事があります。
経年劣化の為、ちょっとずつ、狂いが出てきているのです。
今回はうまく対応出来ました。
ブラックペイント。
いい味が出ています。
2012年06月25日
OLYMPUS PEN-FT
沖縄は梅雨が明けました。
今年は天気が悪い日が多く、沖縄らしい暑さがなかなか訪れなかったのですが、やっと夏です。
さて、本日のカメラ修理はOLYMPUS PEN-FTです。
シャッターが開きっぱなしで動かなくなった、ということで、うちに来ました。
ミラーアップして動かなくなるのはPEN-Fシリーズ定番(?)の故障ですが、それでもシャッターは閉じた状態がほとんどです。
こういう場合は分解してみないと、見積りを誤るので、シャッター機構が見える状態まで分解しますが、通常の調整とほとんど同程度の分解になります。
分解途中で断裂した部品が出てきました。
PEN-Fシリーズでは、たまに見る故障で、スローガバナーとシャッターを閉じるタイミングを連動させるパーツが壊れてしまいます。
この部分はシャッターが閉じようとするのを無理やり止めて開時間を制御しているので、大きな力がかかって、長年の使用で断裂してしまうのです。それでもこんな風に真っ二つになるまで、動き続けたのですから、大した機械だと思います。
こうなってしまうと交換しかありません。
ボディキャップはなかなか見る機会がありませんね。
良いデザインです。
2012年06月15日
RICOH 35 De Luxe L
本日のカメラ修理は、RICOH 35 DeLuxe L。
1957年発売ということですから、50年以上ですね。
それでも、修理前で、一通り動いています。
カバーを開けると、やはり年代を感じる作りです。
シャッターはSEIKOSHA MXL。
"L"というのはライトバリューシステムの頭文字のようです。シャッタースピードを変えると、絞りもついてきて、露出が変わらないようになっています。
こういうカメラは修理というより、メンテナンスという感じでしょうか。
巻き上げ系もオイルを入れなおしているので、トリガーワインダーも若干軽くなったのでは。
1957年発売ということですから、50年以上ですね。
それでも、修理前で、一通り動いています。
カバーを開けると、やはり年代を感じる作りです。
シャッターはSEIKOSHA MXL。
"L"というのはライトバリューシステムの頭文字のようです。シャッタースピードを変えると、絞りもついてきて、露出が変わらないようになっています。
こういうカメラは修理というより、メンテナンスという感じでしょうか。
巻き上げ系もオイルを入れなおしているので、トリガーワインダーも若干軽くなったのでは。
2012年06月07日
ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8
台風一過、さわやかな青空、まあ、あまりさわやかでもありませんが、体調は戻っております。
が、写真は少しブレました。。。
本日のカメラ修理はOLYMPUS OMシステムのレンズ、28mm F2.8です。
レンズはきれいですが、絞りの動きが少し悪いようです。
OMレンズなどは、普通はクリーニングすれば、スムースに動作するようになりますが、どうもひっかかる感じが残ります。
でも、OMレンズなどはそういった部分も調整可能。
無事、修理を終えました。
また活躍してくれることでしょう。
が、写真は少しブレました。。。
本日のカメラ修理はOLYMPUS OMシステムのレンズ、28mm F2.8です。
レンズはきれいですが、絞りの動きが少し悪いようです。
OMレンズなどは、普通はクリーニングすれば、スムースに動作するようになりますが、どうもひっかかる感じが残ります。
でも、OMレンズなどはそういった部分も調整可能。
無事、修理を終えました。
また活躍してくれることでしょう。
2012年06月04日
CONTAX Tessar 45mm F2.8
台風が近づいてくると、体がだるい、あちこち痛い、体調不良です。
さて、本日のカメラ修理はCONTAXのパンケーキレンズ、Tessar 45mm です。
ヘリコイドグリス抜けです。
前方の外装を外すと、その薄さが際立ちます。
薄いという事は、ヘリコイド部分もわずかしかないということで、グリスが抜けてしまうのも、当然早くなります。
薄い為、部品点数を出来るだけ少ないくしてあるのはよいのですが、ヘリコイドを抜くまで分解すると、絞り羽根までバラバラ。
だからといって、厄介、というほどではありませんが。
グリスが抜けたまま使い続けると、磨耗してガタガタになる恐れがあります。
早めのメンテナンスがお勧めです。
さて、本日のカメラ修理はCONTAXのパンケーキレンズ、Tessar 45mm です。
ヘリコイドグリス抜けです。
前方の外装を外すと、その薄さが際立ちます。
薄いという事は、ヘリコイド部分もわずかしかないということで、グリスが抜けてしまうのも、当然早くなります。
薄い為、部品点数を出来るだけ少ないくしてあるのはよいのですが、ヘリコイドを抜くまで分解すると、絞り羽根までバラバラ。
だからといって、厄介、というほどではありませんが。
グリスが抜けたまま使い続けると、磨耗してガタガタになる恐れがあります。
早めのメンテナンスがお勧めです。
2012年05月30日
OLYMPUS OM-1
写真はOM-1のミラーボックスの側面部、クイックリターンミラーを動かしているメカ部です。
動作不良が"たまに"出る、ということで戻ってきました。
お客様には申し訳ありませんが、この"たまに"というのはなかなか難しいのです。
原因が特定しづらい、微妙な不具合で調整が難しかったり。
大体のところは当たりをつけて、動かしながら、どこが悪いのか確認していきます。
今回は大体見込み通りのようです。
OM-1は製造後40年からの時間が経っているので、あちこち悪くなっていても不思議ではありませんし、100%の機能には戻るものではないのですが、なるべく快適に使って頂けるよう作業を進めていきます。
→OM-1関連記事
動作不良が"たまに"出る、ということで戻ってきました。
お客様には申し訳ありませんが、この"たまに"というのはなかなか難しいのです。
原因が特定しづらい、微妙な不具合で調整が難しかったり。
大体のところは当たりをつけて、動かしながら、どこが悪いのか確認していきます。
今回は大体見込み通りのようです。
OM-1は製造後40年からの時間が経っているので、あちこち悪くなっていても不思議ではありませんし、100%の機能には戻るものではないのですが、なるべく快適に使って頂けるよう作業を進めていきます。
→OM-1関連記事
2012年05月23日
YASHICA HALF 14
本日のカメラ修理はYASHICA HALF 14。ヤシカのハーフサイズです。ペンより一回り大きい感じですが、レンズはF1.4。写りが楽しみなカメラなのですが。。。
今回は、オートがうまく動かない為、修理不能としてお返ししました。
構造は簡単な方なのですが、あちこちが少しずつ傷んでいて、かなり手こずって残念なのですが仕方ありません。
構造的には面白いというかちょっと変わったカメラです。
シャッターが、開く大きさ(面積)で露光量を制限するタイプ(ペンEEなどと同タイプ)なので、絞りを兼ねられるはずなのですが、別に絞りもついています。
安くするために設計工程を省いて"ありもの"で作ったのでしょうか? でも組み立てや構造は複雑になるはず。
いろいろ試行錯誤があった事が窺われます。
今回は、オートがうまく動かない為、修理不能としてお返ししました。
構造は簡単な方なのですが、あちこちが少しずつ傷んでいて、かなり手こずって残念なのですが仕方ありません。
構造的には面白いというかちょっと変わったカメラです。
シャッターが、開く大きさ(面積)で露光量を制限するタイプ(ペンEEなどと同タイプ)なので、絞りを兼ねられるはずなのですが、別に絞りもついています。
安くするために設計工程を省いて"ありもの"で作ったのでしょうか? でも組み立てや構造は複雑になるはず。
いろいろ試行錯誤があった事が窺われます。
2012年05月15日
PENTAX SP
本日のカメラ修理はPENTAX SP。
PENTAXのカメラは整備性が良く、修理しやすいのですが、電池の入れ替えがとてもやりづらいのが玉にキズです。
このSPでは、ほとんどが液漏れを起こして錆ついているので、クリーニングしても、しばらく使っていると、また開けづらくなってきてしまいます。ご注意下さい。
この個体は露出計もかなり良い精度で動くようになりました。
PENTAXのカメラは整備性が良く、修理しやすいのですが、電池の入れ替えがとてもやりづらいのが玉にキズです。
このSPでは、ほとんどが液漏れを起こして錆ついているので、クリーニングしても、しばらく使っていると、また開けづらくなってきてしまいます。ご注意下さい。
この個体は露出計もかなり良い精度で動くようになりました。