カメラ修理屋日記 CAMERA DAYS

2021年12月17日

FUJI GS645 Professional

FUJICA GS645本日は、富士フイルムGS645です。
この機種は巻き上げ機構とチャージ機構の不具合が多いです。
レンズ収納型なので、カバーの開閉によりパーツの位置が動いてしまうので、再び組み合う時に、元の位置に正確にパーツがあればよいのですが、古くなってくると・・・

チャージ関係のパーツなど、所定の位置に行かないままレンズカバーを動かすと、パーツの破損の危険があります。
破損があると、この機種では修理は難しくなります。
早めのメンテナンスをおすすめします。

また、レンズカバーを開くだけでは、レンズが所定の位置にこない機体も多くなっているようです。
レンズ位置がずれたままだと、ピントの問題の他、
シャッターボタンは動作するが、シャッターユニットが動作しない、ということも起こります。
折畳み機構のゆがみは、長い時間の中で生じているので、どこが曲がっているのか判然としない場合があり、調整しづらいのですが、
この為だけで、「使用出来ません」というのはあまりにもったいない。
カバーを開くとき、少しばかりアシストしてやれば使用出来ます。
ちょっと押してやるだけです。(無理は厳禁!)

ひと手間掛かること、良い写真に繋がることもあるやもしれません。



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