カメラ修理屋日記 CAMERA DAYS

2016年12月20日

Rolleicord Ⅰ型(?)

ローライコード 修理1本日はローライ二眼レフ、ローライコードのおそらくはⅠ型です。戦前の製造かもしれない古いモデルです。
ファインダー内のミラーがひっくり返って付けてあります。おそらく、表がダメなので、裏返したのでしょう。
ミラーは切り出してやればよいので、問題無し。







ローライコード 修理2巻き上げノブのボタンは薄っぺらい樹脂です。小さなネジで止まっていますが、裏からはスプリングで押されています。今にも割れそうなので、補強してやります。











ローライコード 修理3カウンターの動きが悪いです。簡単な作りなので、かなりヘロヘロです。
一眼レフと異なり、カウンターが動かないと撮影出来ません。
しかも、番号の部分に深い傷が付いています。どうしてこんな傷が付いたのでしょう???

カウンターはだましだましなんとか動くようです。
番号には白ペイントしてみました。




シャッターは「COMPUR」
なんと、この型は出来てから100年経ってます。














ローライコード 修理5絞り羽根はくっ付いていますが、破損はありません。















ローライコード 修理6「B」「T」はチャージしないで、ケーブルレリーズからの操作のみです。















ローライコード 修理7多少の不具合はありますが、こんなに古いカメラでも、撮影可能です。

  


Posted by かわず堂 at 18:13Comments(0)Rolleiのカメラ

2016年12月16日

OLYMPUS PEN-F

オリンパス PEN-F 修理本日はオリンパスPEN-Fの修理です。
一通り作業を終え、テスト。何度かシャッターを動かしてみると、シャッタースピードがおかしくなりました。
おそらく、ガバナーのどこかのバネが外れたのでは、と、分解してみると、案の定です。
しかし、正常な位置に直しても、何度かシャッターを切ると、すぐ外れてしまいます。
見た限りでは異常無いのですが、古い機械なので、経年劣化、というやつです。
しかし、こういうものを直していかないと、使えるようにはなりません。

今回はあまり難しくない対処でしたが、ネジが無くなっている、バネが無くなっている、など、もろもろのトラブルがあります。
なんとか使えるように、イレギュラーな方法になっても、対処しています。  
タグ :OLYMPUSPEN-F


Posted by かわず堂 at 17:03Comments(0)OLYMPUS PEN-Fシリーズ

2016年12月01日

OLYMPUS PEN EE-2

OLYMPUS PEN EE-2 レストア1本日はオリンパス・ペンEE-2の修理です。
モルトが劣化でネチャネチャ、バラバラ。
この機種では、モルトが沢山使ってあるので、クリーニングが手間です。
錆が多少出ていますが、問題ないでしょう。








OLYMPUS PEN EE-2 レストア2絞り羽根が固着しています。これもクリーニングでOK。
ファインダーもクモリがひどいものが多いですが、EEシリーズは、かなりきれいになります。
一番肝心な測光素子・セレン、これもダメになっているものは少ないです。
ダメになっていても、交換用デッドストックパーツ、いくつかありますので!






OLYMPUS PEN EE-2 レストア3PEN EEシリーズは沢山作られました。
お宅も探せば出てくるかもしれません。  


Posted by かわず堂 at 17:24Comments(0)OLYMPUS PEN シリーズ