カメラ修理屋日記　CAMERA DAYS

本日はオリンパスOM10。
このブログでは初めてのご紹介です。
OM10は電子制御カメラなので、この通り。
電気系の不調の場合は、ICなど入っているので、お手上げです。
（コンデンサーを替えると生き返る場合もありますが）









今回はクイックリターンミラー機構のソレノイドコイルの不調です。
ソレノイドコイルのトラブルだけは、なんとかなるかも。
くっつかない場合と、離れない場合があります。
今回はくっつかない方です。クリーニングのみで直りました。
対処は簡単なのですが、こういうカメラは、電気系、機械系が共存しているので、分解が複雑になって、なかなかやっかいな修理となります。  

本日はオリンパスOM-1です。
しばらくぶりの修理のご紹介となります。
トップカバーを開けると、ファインダーの上に、紙テープが。
こんな風にしているのは初めて見ました。
モルトの代わりなのでしょうが、この機体では、プリズムにプラスチックのカバーが付いているので、この処置は不要です。
しかも、白色では意味がありません。








下カバーの中には巻き上げ機構など。
小さなバネがいくつも入っていますが、1本無くなっています。
空シャッターを切っている分には動作に全く影響はありません。こういうのは発見が難しいのですが、どんどん多くなっていくでしょうね。











上はM-1です。シャッター速度の文字の太さが、若干違っているので、並べてみました。