2011年12月30日
PENTAX 67 55mm
本日のカメラ修理はPENTAX 67 55mm です。
外装を外してみると、普通、単焦点レンズには無い「溝」が。
これはズームレンズのように、レンズをブロック毎に違った動きをさせる仕組みに見えます。
ズームレンズは不用意に分解すると元に戻すのに大変な場合があります。
これは厄介、と思いつつ、前群レンズを外すと、
普通の単焦点と同じ、一体型でした。
レンズが大きい為の、ガタつき防止の為のガイドのようです。
また完成した姿を撮り忘れてしまいました。
大災害があった2011年もそろそろ終わります。
年が明けたからといって、楽観できるような状況ではありませんが、
多少なりとも心配事の少ない世の中に向かっていってほしいものです。
今年も皆様には大変お世話になりました。
それでは、また来年に!
外装を外してみると、普通、単焦点レンズには無い「溝」が。
これはズームレンズのように、レンズをブロック毎に違った動きをさせる仕組みに見えます。
ズームレンズは不用意に分解すると元に戻すのに大変な場合があります。
これは厄介、と思いつつ、前群レンズを外すと、
普通の単焦点と同じ、一体型でした。
レンズが大きい為の、ガタつき防止の為のガイドのようです。
また完成した姿を撮り忘れてしまいました。
大災害があった2011年もそろそろ終わります。
年が明けたからといって、楽観できるような状況ではありませんが、
多少なりとも心配事の少ない世の中に向かっていってほしいものです。
今年も皆様には大変お世話になりました。
それでは、また来年に!
2011年12月27日
PENTAX 6×7
本日のカメラ修理はPENTAX6×7。石川真生さんのブログで書いて頂いたものです。
長い間使っていなかったようですが、このカメラは電子制御の為、シャッターが動かなければ修理不能です。
電池を入れてみると、シャッターは動くようなので、修理は光学系クリーニングが中心になります。
プリズムの周りにはモルト。
デカいので、これをはぎ取るのが案外大変です。
カメラは35mmの1.5倍位ですが、モルト交換の手間など、2倍以上かかる感じです。
ファインダースクリーンは3枚重ね。フレンネル、焦点板、一番上は保護用ガラスのようです。バラバラにしてクリーニングすると見違えるようにきれいになります。
シャッター調整、いろいろやってみましたが、残念ながら1/1000は安定しませんでした。
長い間使っていなかったようですが、このカメラは電子制御の為、シャッターが動かなければ修理不能です。
電池を入れてみると、シャッターは動くようなので、修理は光学系クリーニングが中心になります。
プリズムの周りにはモルト。
デカいので、これをはぎ取るのが案外大変です。
カメラは35mmの1.5倍位ですが、モルト交換の手間など、2倍以上かかる感じです。
ファインダースクリーンは3枚重ね。フレンネル、焦点板、一番上は保護用ガラスのようです。バラバラにしてクリーニングすると見違えるようにきれいになります。
シャッター調整、いろいろやってみましたが、残念ながら1/1000は安定しませんでした。
2011年12月16日
OLYMPUS PEN-FT
本日のカメラ修理はOLYMPUS PEN-FT。
スローシャッターを切った時、引っかかって開きっぱなしになります。
そうなると、怪しいのは左写真のスローガバナー。
しかし、洗浄しても状況に変化無し。
いろいろ調べているうちに、一番下に付いているパーツのスイングがわずかに固いのを発見。
とりあえず交換して見たところ、きれいに動くようになりました。
フィルム圧板の後ろには、いろいろ書いてあります。
今回は「H57.7.19」と読めますが、これ日付?
ダイアルなんかが付いて無いので、軍艦っぽくない軍艦部。
関連記事は その1 その2 その3
スローシャッターを切った時、引っかかって開きっぱなしになります。
そうなると、怪しいのは左写真のスローガバナー。
しかし、洗浄しても状況に変化無し。
いろいろ調べているうちに、一番下に付いているパーツのスイングがわずかに固いのを発見。
とりあえず交換して見たところ、きれいに動くようになりました。
フィルム圧板の後ろには、いろいろ書いてあります。
今回は「H57.7.19」と読めますが、これ日付?
ダイアルなんかが付いて無いので、軍艦っぽくない軍艦部。
関連記事は その1 その2 その3
2011年12月07日
minolta AUTOCORD
本日のカメラ修理はMINOLTA AUTOCORD。
ネットで調べたところ、L型と呼ばれているもののようです。
シャッターはSEIKOSHA RAPID。
前回のOLYMPUS WIDEより、設計は古い感じ。
スピードが出ていないので、分解クリーニング。
規定値とはいきませんが、通常撮影には耐えられるスピードになったと思います。
さて今回はレザーの張替えがあります。
まず型紙を作りますが、きっちり合うものを作るのは、結構大変です。
前面は特に曲線なので、切り貼りを繰り返して作るので、良いものを作るには時間がかかりますが、一度作っておけば次からは少し楽になるので頑張ります。
今回は、御客様持ち込みのワニ革パターン。
カメラのレザーとして使用出来るものは限定されますが、出来るものであれば何でも貼りますので、御相談を!
minolta AUTOCORD関連記事 その1 その2
ネットで調べたところ、L型と呼ばれているもののようです。
シャッターはSEIKOSHA RAPID。
前回のOLYMPUS WIDEより、設計は古い感じ。
スピードが出ていないので、分解クリーニング。
規定値とはいきませんが、通常撮影には耐えられるスピードになったと思います。
さて今回はレザーの張替えがあります。
まず型紙を作りますが、きっちり合うものを作るのは、結構大変です。
前面は特に曲線なので、切り貼りを繰り返して作るので、良いものを作るには時間がかかりますが、一度作っておけば次からは少し楽になるので頑張ります。
今回は、御客様持ち込みのワニ革パターン。
カメラのレザーとして使用出来るものは限定されますが、出来るものであれば何でも貼りますので、御相談を!
minolta AUTOCORD関連記事 その1 その2
2011年12月01日
OLYMPUS WIDE
早くも12月となってしまいました。
月日が過ぎるのは本当に早い!
さて、本日のカメラ修理はOLYMPUS WIDE。1955年発売。半世紀以上前です。
内部の構造はペンとそっくりです。ペンは59年ですから、ペンがこの構造を受け継いでいます。
下部は巻き戻しボタンのみ。
シャッターはCOPAL MXV。レンズシャッター機構はこの時代でほぼ完成されています。
構造が簡単な為、通常修理でもほとんど全体に手を入れます。なかなか良いフィーリングになっています。。
レザーは御客様で付けられるということで、このままお返しします。
どんな姿になるのでしょうか。
月日が過ぎるのは本当に早い!
さて、本日のカメラ修理はOLYMPUS WIDE。1955年発売。半世紀以上前です。
内部の構造はペンとそっくりです。ペンは59年ですから、ペンがこの構造を受け継いでいます。
下部は巻き戻しボタンのみ。
シャッターはCOPAL MXV。レンズシャッター機構はこの時代でほぼ完成されています。
構造が簡単な為、通常修理でもほとんど全体に手を入れます。なかなか良いフィーリングになっています。。
レザーは御客様で付けられるということで、このままお返しします。
どんな姿になるのでしょうか。