カメラ修理屋日記 CAMERA DAYS

2013年11月25日

CONTAX S2 クイックリターンミラー交換

CONTAX S2 クイックリターンミラー交換本日はコンタックスの一眼レフ、S2の修理です。
1992年からの発売。60周年記念マーク付きなので、この年の個体でしょうか。発売後、20年が過ぎたということで、以前にもご紹介しました、クイックリターンミラーのずれがこの個体にも起きています。
レンズを付けないと、普通にシャッターが切れるが、レンズをつけるとファインダーがブラックアウトしてしまう、というコンタックスは、大抵ミラーずれを起こしています。
写真はミラーを外したところ。マウント内は真っ黒です。


CONTAX S2 クイックリターンミラー交換外したミラーの裏面です。
これまで何台か見てきましたが、接着物は、全部この写真のようにまん丸い黒いもの。このベタベタの感じはおそらく両面テープです。
両面テープと言えど、20年持ったのですから、役割は果たしているでしょう。
ほとんどは貼り直すだけで修理OKです。




この記事へのコメント
私のS2bは、全くミラーずれをおこしていません。ミラーずれ対策としては、ボディのマウント面を上にして保管するのです。正位置で立てて保管すると、ミラーが重力の影響を受けて、下にずれてしまうようです。まさかと思いますが、流動性のないかのようなコールタールが永年の間に重力で垂れていくような現象と似ているような気がします。ボディを寝かせると、ミラーを奥に押し込むような重力が加わるようです。お試し下さい。
Posted by endo at 2015年07月19日 20:34
ミラーずれは接着している両面テープ(おそらく)の粘着力の劣化によるものです。ミラーは上方向には障害物があってずれないので、マウントを上方向に向けて保管するのは有効な方法だと思います。
でも、粘着力は弱っているので、いきなりミラーが外れるかもしれませんのでご注意を。
Posted by かわず堂かわず堂 at 2015年07月26日 19:26
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。