カメラ修理屋日記 CAMERA DAYS

2022年09月22日

OLYMPUS PEN-FT

OLYMPUS PEN-FTPEN-Fシリーズのレンズ着脱時、レンズのどこを持ちますか?
一番操作しやすいのは、絞りリングでしょうか。
でも、PEN-Fレンズの絞りリングは、いちばん負荷に弱いパーツです。
いちばん安全なのは、マウント部のシルバーメッキのところ。
でもここはちょっと掴みづらいです。
次はピンリング部です。回転角が大きいので、一度持ち替えないといけないかもしれません。
現実的には、マウント部とピントリングを一緒に掴んでひねるのが、良さそうです。
  


Posted by かわず堂 at 18:20Comments(0)OLYMPUS PEN-Fシリーズ

2022年09月13日

FUJICA GS 645W

GS645W本日は、富士フイルム GS645W。
最近は、標準レンズのついているGS645を扱うことが多いですが、こちらはジャバラ無し、折畳み機構も無し。
その他のメカニズムはほぼ共通しています。
今回の不具合は、まずひとつ、シャッターボタン不良ですが、これはボタン下にあるロック機構の動作不良で、この機種でよく出る不具合です。
そしてもうひとつ、カウンターのパネルの脱落。
本来は、写真の右の方の円盤状の部分に接着されていますが、これが外れて浮いて引っ掛かって動作しなくなります。
これもよくある不具合です。
この2点を直して大体動作するようになりましたが、シャッター機構を含め、全体調整を今回は行います。

GS645Wこれは距離計無しモデル。ついているものもあります。















GS645Wこれはジャバラ付きのGS645のレンズ先端についている飾り蓋の裏です。
ネジなどではなく、接着剤取り付けで、645Wも同じような構造ですが、写真のようにベタベタに接着剤をつけてしまうと、外せなくなる恐れがあります。
構造をあまり理解していないでやったことだと思いますが、分からないで分解しても壊すだけですから。