2016年03月07日
KODAK Signet 35

なかなかのルックスで、一時人気でしたね。
さて、この個体は全体的にキレイですが、シャッターが開きっぱなしです。

このさらに後ろにシャッターがありますが、オイルか何かが入ってほとんど動きません。
シャッター羽根まで分解するには、チャージレバーのアタマを外さなければならないのですが、カシメてある為、無理やり外すしか方法がありません。

白っぽい、少し乾いたモリブデンオイルのようなものがべったり入っています。
動きが悪くなった時、オイルを入れてみたのかもしれません。
「異物」は全部落としてやります。

距離計がついていますが、調整がまた問題。
二重像の縦ズレ補正は、ハーフミラーの角度を調整してやるのですが、立てたガラスの上側を薄板で押さえているだけの作りです。
一応、微調整ができるネジがついていますが、押さえ板を緩めてやると、ハーフミラーはどこを向くかわからない状態になります。
これは、多少なりともミラーが安定するような細工をして、対処します。

Posted by かわず堂 at 14:20│Comments(0)
│舶来カメラの修理
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